「動物愛護はカネ次第」

「中国で数百頭の犬が高速道路で解放された」というニュース。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=51801&type=1

同じニュースを去年アメリカの衛星放送で見ました。何万米ドルもの現金を運転手に支払いその場で犬を解放した、と言うものです。私が「動物愛護はカネ次第」というは、中国でそのようなニュースには必ず、成金たちが「いくら支払ったか」という話題がつきものだからです。
ここで指摘すべきことは、これらの動物解放運動に参加しているのが、中国のごく一部分の新興ブルジョア階級であることです。大部分の労働者階級は、彼らを解放するどころか、そこまで考える余裕も無い。むしろ売れるものなら売って現金にしてしまいたい。外国のメディアを呼んで撮影させる売名行為以外に、身銭を切ってまで犬を解放するなど、中国人ブルジョア たちにとって何もメリットもないのです。もし「解放する」のならば犬肉市場で普通に買い取ればよいのに、外国メディアを呼んでセンセーショナルに高速道路 まで追跡し、路肩で数百頭の犬を解放する。中国のブルジョアたちにはこのような非常識もできるのです。彼らがその後、責任を持ってその犬たちを世話したの かどうかも非常に疑問です。

繰り返しになりますが、これは「動物愛護」の問題ではありません。彼らはデモも闘争もしない、権力批判など絶対にありえない。彼らの運動はあまりにも情緒的であり、中国の犬食問題を構造的な問題としてとらえ、人民を啓発し解決しようという運動ではないからです。すべてはその場のお金の問題です。自分の財力 にモノを言わせ、後先考えず何百頭もの犬を道の真ん中で買い取ってしまうような無知で無責任な中国人成金たちには怒りさえおぼえます。
現代の中国はすべてがカネ次第。「動物愛護」も例外ではありません。