古いお寺

それは見覚えのある古いお寺だった。僕はぴょんたんを抱っこして古い境内を歩いていた。夕陽がとても眩しかった。
帰り道、僕はぴょんたんを自転車の前籠に乗せ自転車に乗った。
キーコーキーコー。
急に夕立が降ってきた。大急ぎでペダルをこいだ。
ふと前を見ると、ぴょんたんが籠ごとなくなっていた。
どこかに落としてきたのだ。
僕はびしょ濡れになり、来た道を戻った。畦道に落ちていないかと必死で探した。途中自転車のチェーンが切れてしまった。僕は自転車を捨てて泣きながら雨の中を走った。必死で走った。必死で走っているのに、なかなか前に進まなかった。
電車の踏切が下りた。

僕は夢から目が覚めた。
時計を見ると夜中の2時。ふと横を見るとぴょんたんがスヤスヤと眠っていた。