子供たちを動物園に連れて行く前に考えて下さい

これから春休みを迎え、各地の動物園や水族館は子供連れの親子で賑わいます。とても楽しい家族のイベントですね。ただ、親御さんたちにはここで一度真剣に考えていただきたいことがあります。

動物園や水族館の動物たちを見て、おそらく子供たちも皆さんも楽しい一日を過ごすことができるかもしれません。檻の中の珍しい動物たち。イルカショーやアシカショーでは驚くべき彼らの「生態」を見ることができることでしょう。

しかし、ここで立場を変えて考えてみてください。もしあなたがその動物たちの中の「誰か」であったならば。一日中出口のない狭い檻の中で朝から晩まで人目にさらされていたならば。
コンクリートの壁の中に閉じ込められたなら精神的に病んでしまうものもいることでしょう。部屋の中をぐるぐる回ったり、頭をかきむしったり、頭を抱え込ん だりする者もいるのではないでしょうか。あなたがその「誰か」なら、気が変になってしまいませんか?じつは、動物たちも同じなのです。

動物園や水族館では世界中の珍しい動物たちの姿を見ることができるかもしれませんが、それは人間によって作られた偽りのの姿なのです。動物たちが、どんな 場所で生まれ、どんなものを食べ、どのような愛情をはぐくみ、どのように生きてきたのかなど、少しもわかりません。そのような場所は決して「教育施設」と は言いません。そのような非人道施設に子供たちを連れて行くことは決して「情操教育」とは呼びません。

お父さんお母さん、このような非人道的な動物の監禁施設に子供たちを連れて行かないでください。自然の動物を見せたいならば直接自然に連れて行ってください。そ れができなければ、テレビで十分です。そのような動物たちの監禁施設に多くのお金を落とすことで、動物たちの悲劇を再生産することになるのです。

動物園・水族館は動物達の監獄です。人間の娯楽施設かもしれませんが、教育施設ではありません。そのことを子供達を動物園・水族館に連れて行く前に一度考えてください。

どうぞ楽しい春休みをお過ごしください。